副検事になるための法律講座

そんなブログ沢山ありそうですが…

勉強一般

研修教材の購入方法

1 前回の記事で、研修教材の入手の仕方をどうしたものか、などと書きました。 そうしたところ、読者の方から、入手方法について、情報提供をいただきました。ありがとうございます。皆さんに情報共有させていただきます。 2 まず、いきなり誌友会に電話を…

令和5年副検事口述試験の出題はこんな風だったらしい

1 応試された方から情報をいただきました。ありがとうございます。ただ、先に言っておきますが、誰も責任は持てません。あくまで「なんか、こんな感じだったらしい」というネット上の噂だ、ということを前提に読んでください。 2 事例問題 令和4年3月1…

副検事試験の口述試験等

1 今年、副検事試験の論文試験を突破した方から、検事長面接と、その後に実施される口述試験についての情報をいただきましたので、ご披露させていただきます。 2 論文試験を合格すると、次の試験は口述試験なのですが、その前に「検事長面接」というのがあ…

答案は判例の立場で書くべきか?

1 コメントにて質問をいただきました。要約すると 「① 実務家試験である副検事試験では、刑法、刑訴、憲法は判例に従った論証をすべきか。その際、『判例同旨』と記載すべきか。② 市販テキストにある『判例を批判して自説を主張』という論証に乗ってしまっ…

ちょっと変わった副検事試験の勉強方法

1 研修誌にも副検事試験の合格体験記が載っていますが、皆さん勉強時間の確保も大変そうですが、「何を」「どうやって」勉強するのかについても、頭を悩ませておられるようです。 そんな中で、ある勉強法について、ちょっと書いてみます。 2 その勉強法と…

勉強の仕方を考える

1 実際に副検事試験の受験勉強をされている方は、勉強の仕方を色々と考えておられると思います。その「考える」ということ自体が、すごく良いことだと思うのです。 2 大学受験とか、公務員試験とかには、予備校や塾ってありますよね。司法試験にも塾があり…

検察庁主催の研修について

1 先日の記事の中で、「検察庁主催の答練」について言及したところ、「他省庁の者が参加する手続」について、ご質問がありました。 分かりやすく「答練」と言ってしまいましたが、正確には「将来捜査・公判に専従する志望を有している者に高度な専門的知識…

答練について

1 論文答案の書き方をどうやったら身につけられるのでしょう。 これは、もう、「書いてみる」より他にないんでしょうね。 私自身の受験時代も、なかなか論文答案を書き始めることができませんでした。 まだ勉強が足りないんじゃないか、とか、勇気が持てな…

答案採点について

1 昔、司法試験に合格した後で、山ほど答案練習会の答案を採点したことがありました。いろいろあって、答案採点だけで生活していたこともあったんです。 収入から逆算して、一夏で3000通つけたことがあったのは覚えています。結局、全部で採点したのは…

口述試験について

1 昔の司法試験では、最後の面接試験を「口述試験」と呼んでいました。 憲法、民法、刑法、商法、刑訴法(選択)、刑事政策(選択)です。刑事政策の口述があったのかどうか、最早記憶に残っていませんが、ほかのはあったと思います。 副検事試験でも、最後に面…

論証集、論点ブロックカードについて

1 答案作成の際の論証を、論点ごとにあらかじめまとめておくことがありますね。 論証集、論証ノート、論点メモ、色んな呼び方があると思います。 私が受験をしていた時は、「論点ブロックカード」と呼んでいました。 今日は、これにの功罪について、話して…

質問募集

1 このブログでは、私が思いついたことを題材に記事を書いています。 ただ、なにぶん遠い過去の記憶なもので。忘れてしまった自分の苦労も色々あると思います。 2 もし、みなさんが、「こういうことを知りたい」「これってどうなの?」等、知りたいこと、…

法律家の試験の到達レベル

1 ある時、ある司法試験受験生は考えました。 どうやったら、この試験を突破できるのか。 一生懸命考えて、受験生として一つのルールを自分で作りました。 それが「知ってる問題でも、知らない問題のように解答する。」というものでした。 2 この方は、直…

法律の解釈が問題になる場面

1 すみませんが、この記事は完全に受け売りです。 私が、法律家として、他人から教わった事の中で、一番心に刻まれた事です。 2 法律というのは、言葉で書いてありますね。 そして、その言葉を読み解いて、解釈するのが、法律家の仕事のひとつです。 3 昔…

法律の勉強の順序

1 法律の勉強を始めようとするときに困るのが、「何からやったらいいか、さっぱり分からない。」ということですね。 何しろ科目も複数あって、範囲も膨大ですから。 「ようし、全部やってやるぞ!」と意気込んだって、一通り勉強するだけでも時間かかるし、…

法律の条文のイメージ

1 私は、法律の条文というものについて、「あっちとこっちを分ける一本の線」というイメージをもっています。 犯罪か否かをイメージすると分かりやすいと思います。「あっちなら犯罪ではない。こっちなら犯罪になる。」みたいな感じです。 2 法律というの…

法律とは何か

1 「法律とは何か」という問いに答えられるようになったのは、いつ頃だったでしょうか。 少なくとも学生の間ではなかったことは間違いないですね。法律の勉強を始めてから数年以上かかってますね。 2 初めて法律の定義を授業で教えられたときは、確か「法…

予備校的勉強と問題点抽出能力のトレーニングの関係

1 法律の勉強というと、研修教材を読み込んだり、基本書(厚さ3〜4センチくらいの法律書のこと)を読み込んだり、といったイメージですかね。 司法試験の場合には、予備校というのがありました(旧の方です。今の司法試験の予備校も大差ないとは思っているので…

法律家の試験

1 副検事試験も、法律家の試験の一つですね。 色々法律の試験はありますが、法律「家」の試験は、少し独特なところがあります。 正確には、「論述式の試験」に限られますが。 それは、「知らないし、考えたことがない問題が出る。」「何を答えたらいいのか…

法律家の力

1 副検事は法律家です。法曹三者の一つである検察官です。では法律家、法曹の力とは何でしょうか。 これが誰も教えてくれなかったんですね。早く言えよ、と本当に思いました。 法律家として大事な力が何なのかが分かれば、それを身につけるために勉強すれば…