副検事になるための法律講座

そんなブログ沢山ありそうですが…

検察官の不祥事

0 ちょっと投稿のペースがずれたところ、更新の様子見に来てくださった方が結構おられたようです。すみません。クリスマス、年末年始、お盆とか異動時期とかは、投稿ペースが乱れがちです。

  今のところ、普段の投稿ペースとしては、「小ネタを2週間ごとの日曜日あたり」に加えて「答案構成等をやるときは、小ネタの合間の日曜日」みたいな感じです。

  ただ、この小ネタも「何書くかなあ」と考えると、なかなか出てこないものです。「今日の晩ご飯は何にするかな」というのに近いでしょうね。ユーチューバーが、「コメント欄にリクエスト」とか求めるのが結構あるようですが、同じような心理状態でしょう。ということで、このブログでもリクエストをお待ちしてます。書くこと無くなったら、どうしよう?

1 で、今回は「検察官の不祥事」です。いきなり夢も希望もないテーマですみません。夏頃に、どっかの副検事が逮捕されたニュースを見て、すぐに記事にするのはギラつくなあ、と思っていたのですが、そろそろ落ち着いたでしょうし、いいでしょう。

2 ニュースになったり一般に報道されたものに限定しますが、検察官の不祥事は、圧倒的に「性犯罪」が多いですね。電車等での痴漢や盗撮など。これが警察官とか他の公務員だと、万引きとかも結構あるのですが、検察官の不祥事で財産犯というのは、私は聞いたことがないですね。やはり、他の公務員に比べて俸給面では恵まれているということなのでしょうか。

  一方、検察官が痴漢や盗撮等の性犯罪に及んだ場合、逮捕されて報道されるというケースが多いです。報道で見ただけなので、真偽は不明ですが、大昔、電車の痴漢で検挙されそうになった検事が、身分証を振りかざして「俺は検事だぞ」とか居直ったけど逮捕された、というのを見たことがありました。結局認めて罰金か何かになって退職したようです。他にも電車やバスの痴漢も何件か聞いたことがありました。

3 こういう話を聞くにつけて、いつも思うのは、「どういう風に発覚して検挙されて捜査されるか知っていて、逃げ道がないことを分かっているのに、なんでやるのか。」ということです。「本当にやっちゃったらどうなるかくらい、ちょっと考えればわかるよね」という疑問が、ものすごく大きいのです。正直、「あほちゃうか?」と思います。

4 また、そもそもそういうことをしよう、と考えること自体も理解し難いです。もちろん、「頭の中で悪いことを一切考えてはいけない」と他人に押し付けることまではしません。そこは人それぞれでしょう。ただ、検察官は、普段刑事事件の捜査等を仕事にしていて、傷ついたり辛い思いをしている被害者と接したりしている訳です。それなのに、被害者を傷つけたりする犯罪をしようと考える、というのが理解できません。他人の気持ちを考えたり感じ取る能力が不足しているのでしょう。

5 ちなみに、検察官は社会正義を全うするための存在だと見られています。そのような検察官が性犯罪等に及び逮捕されれば、間違いなく社会の耳目を集めます。全国紙の社会面大見出しで所属とフルネームが掲載されること間違いなしです。そして、その後、長期間に渡り、インターネット上に、起こした事件の記事がフルネームと共に漂うことも間違いないでしょう。そんなことは、ちょっと考えれば分かることです。なのになぜ、、、、。