副検事になるための法律講座

そんなブログ沢山ありそうですが…

令和6年の副検事試験合格者数

1 令和6年の副検事試験は、筆記試験が133人中31人合格、口述試験が35人中29人合格だったそうです。口述試験が4人増えているのは、前年に口述残念で2度目の受験の方ということと思われます。

2 筆記が受験者の4分の1弱とは、ちょっと厳し目だったかな、という印象です。まあ、令和6年の副検事試験は、どの科目も結構問題が難しかったですからね。令和5年は受験者の3分の1くらいが合格だったので、それと比べると、もうちょっと合格者増やしてもいいんじゃないか?ーとも思います。ただ、令和4年のように、受験者119人に対して合格者23人、5分の1以下という冷酷無比な年もありました。それに比べれば、まだましだったかもしれません。

  こうしてみると、結構年によって、合格のしやすさが違う感じもするんですよね。副検事の定員が埋まってないんだから、もっとどんどん合格させる選択肢もあるのですが、それはやらない、と決めているようです。どういう思考過程を経て合格ラインが決められているのか、興味深いところです。ボーダーラインに受験生が集まっていて、合格ラインを1点下げると合格者が増えすぎちゃうとか、そういう話なんでしょうか?論述の試験ですから、結構点数はばらけると思うのですが。

3 口述の方も、合格率が8割ちょっと。筆記試験を通ってきた受験生相手の試験としては、結構ハードルが高いな、と思います。昔の司法試験は、論文通ったら、口述試験は9割以上合格でしたからね。それと比べると厳しい副検事試験の口述、どこにポイントを置いて評価したり、不合格にしているのか、興味があります。ただ、口述試験こそ、ベールに包まれている感じです。筆記みたいに事後的な解説っぽいものもないですし、試験問題自体公開されてないですからね。

4 年によってばらつきはあるものの、副検事試験、大体受験生の3分の1から4分の1が合格すると思って良いかな、と思います。そう考えると、受験を始めてから、3〜4回受験するうちに、順番に優秀な人が合格して抜けていって、自分の番が来るようなイメージでしょうか。ただ、実際にはもっと早く合格する人もいますし、時間がかかる人もいるでしょう。ある合格体験記を読んだところ、「じっくり受験しようと思っていたが、上司に気合いを入れられ、勉強開始から3か月で筆記試験に突入したら合格してしまった。」という人を見かけました。そんなこともあるんですね。勉強時間が短いと、合格した後も色々不安は残るような気もしますが。

5 超短期合格が可能なのは、おそらく、「過去問を中心に勉強をしたところ、勉強法がハマり、急激に能力が上がった」に加えて、「出題が基本的な部分の理解を問うものだった」など、好条件が重なったケースかな、と思います。

  ここから言えるのは、できる限り普段の勉強の中に、こういう「一発逆転」みたいな要素に繋がる勉強も織り込むこと、だろうと思いました。もちろん、地道な勉強も大切です。知識や判例を学び、じっくりジワジワと、少しづつ地力をつけていく勉強は、間違いなく正攻法です。ただ、それ「だけ」だと、短期合格みたいな飛躍的な成長、結果の可能性があまり高まらないように思います。完璧な基礎力を身につける必要まではないわけですから。勉強が進めば進むほど、「一発逆転」系の勉強の割合は増えていくのではないでしょうか。